噛み合わせ・歯ぎしり
顎関節症とは?
- パキッと顎から音がなる
- 口が開けづらい、顎が痛い
- 朝起きると顎周りに疲労感がある
- 肩こりや偏頭痛に悩んでいる
上記のような症状は「顎関節症」が原因となっている場合があります。顎関節症は『歯科の三大疾患』の一つと言われるほど、実は多くの方がその症状に悩まされている疾患です。
当院の噛み合わせ治療について
顎関節症の主な原因の一つとして、「噛み合わせ」の不正が考えられます。当院では、症状に合わせてCTなどの機器を用いて、異常を的確に診査・診断した上で「理想的な噛み合わせ」へ改善を図ることが可能です。
噛み合わせを正すことで、顎関節への負担を軽減でき、さらに虫歯や歯周病の予防にもつながりますので、顎周りで気になる症状がありましたら当院へご相談ください。
顎関節症の原因
- ストレス 最大の原因と言われるのが、精神的ストレスです。仕事や受験、引越しなどによる環境の変化や、人間関係の悩みによる極度の精神的ストレスから歯ぎしりや食いしばりをするようになり、それが気づかないうちに顎関節や顎の筋肉に負担を蓄積してしまうのです。
- 噛み合わせ もともとの歯並びや噛み合わせが良くなかったり、歯列矯正や補綴治療(詰め物や被せ物などを入れる治療)を受けて、お口全体の噛み合わせのバランスが変化したことで顎関節症を引き起こす場合があります。
- 歯ぎしり・食いしばり 歯ぎしりや食いしばりが続くと、顎の筋肉を緊張させる事で顎関節症に関わってくる場合があります。また、歯にヒビが入ったり、歯が欠けてしまったり、歯の根を露出してしまうといったリスクも高まります。
- 日常的な癖 頬杖をつく、うつ伏せで寝る、仕事で重い荷物をよく運ぶなど、気付かないうちに顎周りに負担をかけてしまっているケースがあります。また、硬いものをよく食べたり、食事を長時間することも顎に負担がかかりやすくなります。
- 運動やスポーツ 特に力を込める運動やスポーツをする際は、無意識に歯を噛みしめることで顎に負担がかかりやすく、顎関節に影響する場合があります。
- 外傷 顎関節には、顎の動きをスムーズにするために「関節円板」というクッションのような役割を果たす軟骨があります。外傷による顎関節症は、関節円板の変形やズレによって起きることが多くあります。交通事故、転倒、打撲などの外傷があった場合は可能性が高いでしょう。
顎関節症の治療法
マウスピースを用いた治療
顎関節症は噛み合わせや顎の位置異常から起こるものが多いため、正しい顎の位置に誘導してくれるマウスピースを就寝時などに装着し、顎関節の安静化を図ります。現在の顎関節治療の第一選択になることが多い方法です。
生活習慣の改善
カウンセリングを通じて日頃の生活習慣を振り返り、顎に負担をかけている行為を見直すことで改善を図ります。
運動療法
顎関節を動かす体操を、医師と一緒または患者様自身が行い関節の動きをよくする方法です。正しい動かし方にはコツがあり、誤った方法で無理に行うと逆効果になりますので、必ず医師の指導のもと行うようにしましょう。
物理療法
マッサージ、熱、電気を用いて顎関節の血流を増加させ、老廃物を代謝したり腫れや痛み・ストレスを軽減させることで顎関節症の症状を和らげます。
薬物療法
消炎鎮痛薬によって、痛みと炎症を抑えます。
正しい噛み合わせを整える治療
歯並びや噛み合わせが顎関節症の原因となっている場合、上記に挙げた方法では根本的には解決することができません。歯列矯正治療や、詰め物・被せ物の入れ替え、インプラント治療などによって正しい噛み合わせを整えることで、顎関節症の原因である不正咬合を治療します。
外科治療
非常に稀ですが、以上の方法でも改善がない場合、関節の中を洗浄するなどの外科処置が必要となります。
顎まわりに違和感や
症状にお困りの方へ
何が原因となっているのかを専門的な観点から的確に見極め、その原因を取り除くことで顎関節への負担を和らげる対策をしていくことが必要です。
当院ではカウンセリングや検査を通じて、患者様と一緒に原因を考え、お一人おひとりに合わせた治療法をご提案しております。顎まわりで気になる症状がございましたら、どうぞ遠慮なく当院へご相談ください。